2008年03月19日

The 桐

c459d4dd.jpgまず、桐にまつわる伝説から。

桐には鳳凰が宿るといわれています。鳳凰とは、中国の伝説の鳥で、姿は黄金に輝き燃えるような五色に彩られているとされます。首は蛇のように長く、龍の紋と鶏の嘴を持ち、高さ五、六尺(一・五~一・八メートル)天下太平の時にしか現れず、東方より太陽の光に乗って飛んでくるといいます。羽を広げた孔雀に似ているともいわれています。また手塚治虫氏の「火の鳥」も、この鳳凰がモデルになっているのでは?ともいわれています。鳳凰が飛ぶ時は雷が鳴らず風雨も起こらず、河川は溢れず、他の鳥や虫も鳴くことは無く、翼のはためく音は、瞎(しょう)の音のようだといいます。鳳凰は雌雄二羽で夫婦和合のシンボルでもあります。鳳が雄で「節節」と鳴き、凰が雌で「足足」と鳴きます。この鳥は決して殺生せず、"桐"に宿り、竹の実以外は食べないとされています。

kiri.jpg桐という文字自体にもヒミツがあります。”桐”は、最初に伸びた根をそのまましておくより、一度根元から切る方が、元気のよい新芽が出てかえってよく成長する性質があるので、”一度切る”ところから「キリ」という名がついたと云われています。また、ゴマノハグサ科の名の通り、草の仲間で木と同じ(= )というところから桐の名がついたとも云われます。幼木の間は、成長が著しく早いので成長のシンボルでもあります。昔は女の子が生まれると桐の木を植え、嫁ぐ時に、その桐の木でタンスを作ったそうです。

180px-Styrofoam.jpgさて、その桐の特長はといえば、非常に熱伝導率が高いということです。手を当てると暖かく感じるのはその為です。桐材を顕微鏡でみると独立気泡帯となっており、それと同じものは、発泡スチロールや、プールで使うビート板と同じ構造体なのです。

しかしながら、桐の発火点は400度以上と燃えにくく、一度炭化すると言われているので燃えにくくもあるのです。桐は燃えにくくとても軽い、また湿度により膨張したり収縮したりする、という日本の気候風土にもあっていた為、家具に使い始めたという先人の知恵でもあるのです。また、桐材は、アルカリ性である為と、桐材自体にタンニンという虫を寄せ付けにくい成分が含まれています。また、当社で調べた結果、遠赤外線は木炭よりも多く、焼桐にいたっては、マイナスイオンは木炭の3倍あることも分かりました。

諸々の条件から、桐たんす、また、桐のベッド(組子ベッド)が"桐"でなければならない理由がここにあります。

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wako1421 at 08:48 │Comments(0)TrackBack(0)clip!

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